おしゃれな企業ロゴ・名刺の作り方と事例。起業する方必見

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おしゃれな企業ロゴ・名刺の作り方と事例。起業する方必見

おしゃれな企業ロゴ・名刺の作り方と事例。起業する方必見

新規事業コンサルタントの保木です。今回は企業ロゴ、名刺の作り方をご紹介します。
まず、起業する際には以下のような流れで準備を進めていきます。

  1. 設立趣意の作成
  2. 企業理念の作成
  3. 会社名のネーミング
  4. ロゴの作成
  5. 事業計画書の作成
  6. 中長期戦略の策定
  7. 採用戦略策定(求める人物像、キャリアパス、採用方法)
  8. オフィスの契約
  9. 税理士との契約
  10. 社内環境のセットアップ(固定電話、データ格納、家具)
  11. 登記完了までの手続き

有名な会社はロゴや名刺がカッコよく、見た人の印象に残るのでいいデザインにしたいですよね。
企業は物体として存在しませんが、企業やそのサービスを認識する上でロゴ・名刺は非常にシンボリックなものですので。私は結果として非常に満足ができる物ができました。
しかし、初めはどこにどのように依頼すればいいか分からず(ウェブに参考になる情報も少ない)、なかなかとっつきづらかったです。今回書き出してみるとなかなかのボリュームになったので、こういう記事がないのは納得しましたが。
タイトルは「企業ロゴ」としていますが、ウェブサービスなどを作る際もロゴは必要だと思うので、そういった方も参考になるはずです。

【目次】

ステップ1:作り方の方針を決める

デザイン会社に依頼する選択肢もありますが、私はウェブ上で完結できる、コンペ形式のクラウドソーシングで作りました。
それぞれのメリデメは以下の通りです。

【デザイン会社】
メリット:担当者との打ち合わせを対面で何度か重ねながら作るため、コミュニケーションが取りやすい。
デメリット

  1. 打ち合わせをする分時間がかかる
  2. クラウドソーシングよりは高い(最低でも10万以上。名刺も含めてちゃんと作るなら、20万以上)
  3. 依頼した会社の特定のデザイナーからしかアイデアが出ないため、いろんな視点のデザイン案を見る事は期待できない

【コンペ形式クラウドソーシング】

「10万円で、〜なイメージの企業ロゴ、名刺等を作ってください」とウェブで公募し、応募があったアイデアの中からよかったものを選べるサービスです

メリット

  1. コンペ形式のため10人ほどのデザイナーから応募があり、バラエティ豊かなアイデアが出る
  2. 完成まで早い(私はコンペ開始から2週間で納品してもらえました)
  3. 安い(数万円で、企業ロゴ・名刺を作成できる)

デメリット:対面では会話ができない(メール、電話は可能)

私は、企業ロゴ作成のためだけに時間が取れなかった事、色々な人からアイデアが欲しかった事、早く作りたかったことから、コンペ形式のクラウドソーシングにしました。ただ恐らく、起業時に時間もお金も余裕がある人はあまりいないと思うので、起業するならコンペ形式のクラウドソーシングをお勧めします

また、今回のテーマからは脱線しますが、クラウドソーシングは聞いたことがあっても使ったことがない人は意外に多いのではないでしょうか?「便利そうだけど、コミュニケーションしづらいから、対面で完結できる会社に発注したい」という考えは理解できます。

しかし、今後は労働人口減少により、少ない人数で生産性を高めることが前提の日本において、クラウドソーシングなどのサービスを使えないようでは企業としての競争力が下がると思います。例えるなら、いまだにガラケーの方が使いやすいと言って、スマホを使わない40・50代のビジネスマンと同じです。さすがに、スマホなしで仕事をするのは無理があると思います。
今後のスタンダードとなる働き方に慣れておくという意味で、起業を志す方であれば便利なものを積極的に使った方が、長期的に見て良いと思います。

ステップ2:クラウドソーシングのサービスを選ぶ

クラウドソーシングもいくつかあります。有名どころは、クラウドワークスやランサーズあたりですが、私は99designsというサービスを使いました。
99designsは、海外発のデザイナーに特化したクラウドソーシングサービスで、世界中のデザイナーからコンペ形式でデザインを募集することができます。
こちらも、メリデメを並べてみます。

【汎用クラウドソーシング(クラウドワークス等)】

メリット:日系企業運営のサイトのため、発注者とのコミュニケーションは日本語で完結できる
デメリット:デザイナー仕事に特化していない分、発注のテンプレートが弱い(デザインの素人が発注するには、要件定義や作りたいイメージを伝えることが少々難しい)

【99designs】

メリット

  1. デザインに特化している分、コンペ開催までがシステマチックになっており、素人でも簡単に発注できる(ステップ3にて詳細を記載)
  2. 応募案の質が高かったように感じる(汎用の方で発注していないので正確な比較はできませんが、採用できないようなデザインは一つもなく、選ぶのに困ったほどでした

デメリット:デザイナーは外国人のため、デザイナーとのコミュニケーション(基本はメール)は英語でやる必要がある

英語がネックとなる人がいると思いますが、私も英語は得意ではないです。ただ、複雑な会話は発生しないので、グーグル翻訳に相手の言葉や自分が言いたいことを入れて、それを貼り付けるだけでも指示はできました。
また、それでも伝わらないときは、自分で紙にイメージを描いて「こうやってくれ」とビジュアルに説明すれば伝わりましたので、特に問題はなかったです。そして、すごいのは「気に入ったデザインが無かったら、全額返金保証」という点です。つまり、デザイナーから提案された案がどれも気に入らなかったら、コンペを閉じて費用を支払う必要がありません。発注側にリスクがないので、安心して依頼できました。

ステップ3:コンペを開催する

ここまできたら、コンペ開催の手続きをします。99designsでは、以下の手順で開催ができます。

  1. あらかじめ用意されたロゴの中から、自分が好きなロゴを複数選択する
  2. 抽象的なスタイルを選択する
  3. 使ってほしい色を選択する
  4. その他の詳細を文章にする
  5. 料金プランを選択する

各手順についての解説です。

1.ロゴの選択

好きなロゴがどういったものかを、デザイナーに伝えます。99designsに用意されているロゴの数は120個程度で、この中に好きなデザインがないこともあります。ただ、自分が良いと思うロゴをアップロードすることができるので、ウェブで調べて、イメージに近いロゴを見つけましょう。

2.スタイルの選択

7つのスタイルから、ニュアンスを選びます。

3.色の選択

青系、赤系など、10色から選択します。

色の選択画面:RGBで指定もできます

4.詳細の文章化

事業内容や、その他デザイナーに伝えたい要望(ハートのモチーフを入れてください)などを文章にします。この文章は、英語ではなく日本語で大丈夫です。

スローガンや会社説明を入れる

5.料金プランの選択

4つの料金プランから選びます。金額を上げると、レベルが高いデザイナーに絞って依頼ができます。

予算額から適切なプランを選択する

【ステラアソシエの発注内容】

  1. ロゴ:「星」「宇宙」をモチーフとしたロゴをアップロード
  2. スタイル:「伝統的よりは現代的」などに設定
  3. 色:紫、青を指定
  4. 詳細:
  5. 価格:ブロンズプランを選択(65,000円)

どういう考えで、発注したかを解説します。

1.「星」「宇宙」をモチーフとしたロゴをアップロード

社名のステラアソシエでいう「ステラ」は「星の」という意味になり、かつスケールの大きさを感じさせたかったので、星や宇宙をモチーフにしてもらいました。ウェブで検索して出てきた、以下のロゴなどを私はアップロードしました。

2.「伝統的よりは現代的」などに設定

前提として、業種としてはコンサルティングというお硬い業種になりますが、いい意味でコンサルティング会社っぽくないデザインに振り切ろうと考えてました。そのため、「遊び心」や「現代的」というスタイルに比重を置きました。

3.紫、青を指定

色は、それぞれ見た人に与える印象が異なるため、単純に好きな色ではなく、事業内容から逆算して使用する色を選んだ方がいいでしょうまずは以下のような記事を見て、色が与える印象をインプットしましょう。

イメージが9割!?企業ロゴに使うべき印象別カラーリスト! | Find Job! Startup

例えば、赤なら「食欲を出させる」のでコカコーラやマクドナルドなど食を事業とする企業が使っていたり、「購買意欲を促進する」のでバーゲンセールの広告は赤がよく使われていますし、企業ではECを運営する楽天が使用しています。(こうして企業ロゴを見るときに「なぜその色なのか」と考えると、会社を見る視点が増えて面白いです)
弊社は、紫をメインカラーとし、合わせて使用するのは色の相性がいい青を選択しました。紫は「上品・高貴」という印象があり、化粧品や音楽、演劇で使用されます。会社として、品がある人材が集まり、プロフェッショナルサービスを提供するという意味を持たせるために、紫を選択しました(実はジョジョの影響で、そもそも紫は好きですが)。

4.その他詳細を記載

堅い印象ではなく新しいことにチャレンジする姿勢が出るよう新しさを感じつつ、クライアントが東証一部上場企業のため遊びすぎないデザインとしました。注文が無駄に細かくて、我ながらちょっと面白い。

5.ブロンズプランを選択

30個のデザイン案が来るということなので、十分かと思い選択しました。結果、特にレベルが低い案はなかったので十分でした。上記までの選択や文章化を進めると、デザイナーが1次提案をしてくれます。
1~3は選択性なので非常に簡単で、4で事業内容などの文章を少し書くだけでデザイン案が上がってきます。簡単ですよね。

ステップ4:応募作品の中から気に入った案を選択し最終化する

コンペが始まると、次々とデザイン案の通知が来ます(自分の会社のロゴができてくるので、見るたびにワクワクしました)。弊社は、コンペ開始から1週間ほどで、10人ほどの提案がありました。

地味すぎる

個人的には可愛くて好きですが、会社にしてはポップすぎる

エキセントリックすぎる

メッセージ性が分からない

最終的に採用したデザインと悩んだ。かっこいい

ただ、最初に提案してくれる案はあくまでもver.1です。そこから、デザイナーに対し、「こんな風にしてくれ」という依頼を伝えると、修正してくれます。

名刺の指示出し:英語が伝わらなかったので、絵を書いて説明した(アホな英単語使っているのは見逃してください笑)

そこで気に入った人を複数人選択し、最終コンペに進みます。最終コンペでは、企業ロゴだけではなく名刺や封筒などのデザイン一式を作ってもらえます(採用された一人だけに支払われるので、デザイナーも必死なはずです)。
私はブラジル人のデザイナーの方が提案してくれた、このデザインにしました。

企業ロゴと名刺

決め手は、企業名とロゴが一体となっており、シンプルながら遊び心がある無駄のないデザインという点です(他のデザインはどれも「Stella Associa」が文字で書いてあり、それと別にモチーフがある)。会社名を英語表記にすると文字数が多いので、視覚的にスっと入ってくる感じがとてもいいなと思いました。
封筒風の名刺は私が提案したのですが、名刺を大切な贈り物としてのメッセージを持たせるためにこのデザインにしました。住所や電話番号が書かれる裏面の左側に、ロゴと同じ星マークがあるのも面白いと思いました。これが完成するまで、コンペ開催から2週間と非常に早く、質がいいものができました(¥65,000円)。これからロゴを作る人は、ぜひ使ってみてください。

(編集後記)

こうやって書くと、ロゴ一つ作るにも色んなことを考え、調べ、作業を進めたんだなとしみじみ思いまして、自分をちょっと誉めたくなりました笑

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保木 佑介
保木 佑介
RPAホールディングスにて、総合化学メーカーや総合電機メーカーの研究開発部長を中心に、100以上の新規事業プロジェクトに従事。RPAホールディングスがマザーズ上場したことを機に、2018年5月当社を設立。得意領域は、MaaS、化学、社会インフラIoT、サイバーセキュリティ。趣味は猫を愛でること、文章を書くこと、フットサル。