経営者の仕事:再生医療ビジネス

新規事業コンサルタントの保木です。

ブログのコーナーの一つとして、ある日のスケジュールを綴る「経営者の仕事」を始めようと思います。「経営者/コンサルタントは、一体どんな仕事をしているのか」について、関心があっても、知る機会がない人が多いと思いますので。

【10月2週目某日】
9:00~10:00 コンサルティング:メールチェック、メンバーとの進捗確認
10:00~11:30 コンサルティング:会議 再生医療事業に関するプロジェクト @弊社
11:30~12:45 コンサルティング:会議 空間デザインにおける素材提供プロジェクト @弊社
13:00~13:30 広報・IR:会議 メディア系パートナー企業 @弊社
~昼食
14:00~14:30 コンサルティング:再生医療事業に関するプロジェクトの方向性確認
14:30~15:00 コンサルティング:空間デザインにおける素材提供プロジェクトの方向性確認
15:00~15:30 コンサルティング:空間デザインにおける素材提供プロジェクトで次回仮説検証の訪問をする企業の事前調査
15:30~16:00 人事:就業規則の検討
16:00~16:30 人事:人材会社に提出する、求職者向け会社説明資料の作成・提出
16:30~17:00 総務:名刺の発注
17:00~19:00 社内スタートアップ:新規事業の企画(リーンキャンバス作成)
19:00~19:30 コンサルティング:1日の進捗確認

【概要】

この日はクライアントやパートナー企業との打ち合わせが多い日でした。トピックは3つあります。

①コンサルティング:再生医療事業
10月から、再生医療に関するプロジェクトが始まりました。例えば、再生医療の一つであるiPS細胞は山中教授のノーベル賞受賞で注目されていますが、認知症やアルツハイマーなど、現在では治療が困難とされる難病の原因解明、治療が可能になりうる技術です。個人として自分の老後にも関係するテーマなので、これを機会に仕事と関係なく勉強しようと思っているところです。

②インタビューの事前調査
弊社は業界としてはコンサルティングになりますが、新規事業に必要な泥臭い仕事もしています。仮説検証は、クライアントが構想するサービスのニーズがあるかどうかの検証です。その仮説(用途シーン、ターゲット企業の属性)を弊社主導で構築し、訪問による検証も弊社がします。
インタビューは、アンケート的な聞き取りではなく、提案をしてみてニーズがフィットすれば、クライアントに引き渡しての実証実験をしてもらうような実提案です。それをするために、訪問先がどんな特徴を持っていて、どういう企業を顧客としているかなどの事前調査をしていました。

③就業規則の作成
面白いと思う仕事として、就業規則の作成があります。就業規則は、従業員(パートタイマー・正社員等)が働くうえでのルールをまとめたものです。ここに、私が取り入れたいと考えている、フレックスの勤務や、退職金制度などを盛り込むために必要な文言や、法律の確認を社労士・税理士さんと一緒にしています。その確認が取れたら、晴れて取り入れたい制度が施行できます。(リファラルリクルーティングで紹介してくれた人に対するフィーや、大学院の学費半額補助などは、就業規則に入れることではないなどの切り分けも興味深かったです)
会社のルールそのものを決めるということなので、「どんな会社にしたいか」という理想から、ルールに落としていく作業が新鮮でした。ご自分が働かれている企業の就業規則をちゃんと見ている人は少ないと思いますので、皆さんも人事の方に問い合わせてみて、どんなルールが書いてあるか見てはどうでしょうか。

タイトル:ぬいぐるみはどれ?

みーちゃんと熊

 

 

保木社長保木 佑介
RPAホールディングスにて、総合化学メーカーや総合電機メーカーの研究開発部長を中心に、100以上の新規事業プロジェクトに従事。RPAホールディングスがマザーズ上場したことを機に、2018年5月当社を設立。得意領域は、MaaS、化学、社会インフラIoT、サイバーセキュリティ。趣味は猫を愛でること、文章を書くこと、フットサル。
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