クライアント様の研究開発の背景
ー 5G時代の到来に向け、IoTに特化したサイバーセキュリティ技術の研究開発を進めていたが…
国内大手SIerの研究開発部門において、5G時代の到来に向け、
IoTに特化したサイバーセキュリティ技術の研究開発を進めていた。
2012年から研究開発を開始し、2017年にはセキュリティ技術をある程度確立することが出来ていた。
従来は研究だけしていればよかったが、昨今は事業化に繋がる研究が要求されており、
早いタイミングでマネタイズする必要がある。
しかし、5Gの活用は実用化の初期は限定的なことから、
このままでは研究開発自体が打ち切りになる可能性もあった。
担当者は完成した技術とすぐにマネタイズ出来ない現状に悩んでいた。
5年以内に収益化できるIoT市場を探すため自社内でも模索したが、
IoT市場といっても幅広くどこの分野が有望なのか検討もつかない。
また、有望そうな市場が見つかってもパートナー企業にどのようにしてなってもらうべきか方法も分かっていなかった。
アウトプット
ー サイバーセキュリティの先進的な取り組みをしている企業をWeb調査やヒアリングを実施することで明確に出来たため、アーリーアダプター獲得に繋がった
・IoT市場の15分野から、サイバーセキュリティ技術を最も活かせる市場を選定。
・キーマンに直接コンタクトをとることで、関心の有無・背景まで収集。
・想定課題の解決に向けた取り組みや、今後の改善予定を聴取。今後の参入余地・競合の動向把握に成功。
・国内大手の鉄道会社から、実証実験の協力許可を獲得。
・サイバーセキュリティニーズは、単純に大手企業へ手当たり次第にアプローチを行えば良いというわけではない。
本プロジェクトが成功した要因は、サイバーセキュリティの先進的な取り組みをしている企業をWeb調査やヒアリングを実施することで明確に出来たため、アーリーアダプター獲得に繋がった。