新規事業のコンサル会社が、自社事業を3ヵ月でスピード立ち上げ!その手法と流れをお見せします

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新規事業のコンサル会社が、自社事業を3ヵ月でスピード立ち上げ!その手法と流れをお見せします

新規事業のコンサル会社が、自社事業を3ヵ月でスピード立ち上げ!その手法と流れをお見せします

こんにちは、ステラアソシエ人事の久本です。

ステラアソシエでは、今年5月に新規事業として「メイカーズハブ事業」を立ち上げました!

メイカーズハブ事業は、国内の製造業や通信業などの大手企業を中心としたオープンイノベーションの促進を目的としたプラットフォーム事業となります。

先日、第1回目のMeet Upを開催し、日立グループの企業様や飲料メーカー様など大手有名企業の新規事業担当者が集まりオープンイノベーションワークショップを実施しました。

事業の企画から第1回目の開催まで約3か月というのスピード感はスタートアップならではだと思ったので、今回はメイカーズハブ事業の企画~本番までの流れをお伝えいたします!

 

【目次】

 

■リーンスタートアップの重要性

そもそも、なぜ3ヶ月という短期間でメイカーズハブ事業を立ち上げることになったのでしょうか?

これまで数々の新規事業プロジェクトを支援してきた経験から、新規事業において「リーンスタートアップ」という概念が非常に重要だと私たちは考えています。
リーンスタートアップとは、アメリカの起業家エリック・リース氏が提唱した新規事業立ち上げの概念となります。
新規事業や製品を企画する際に、いきなりほぼ完成品に近い状態の試作品を作るのではなく、最小限の機能を持ったMVP(Minimum Viable Product)を作ってPDCAを高速で回していくことで、ユーザーのニーズに合った製品やサービスを開発できるというものです。
 
そのため、私たちも新規事業を立ち上げるにあたって、作りこんだサービスを一発本番で出すのではなく、短い単位で新規事業を立ち上げ、その結果をもとにPDCAを回して最適な事業にしようと考え、3ヶ月で第1回目のMeet Upを開催することにしました。

 

■3月末:企画会議

社員4人が集まり、2019年度立ち上げる新規事業の企画会議を行いました。

これまでにも各人が考える新規事業案の共有は行ってきましたが、推進する新規事業を決定するために、2時間以上議論を交わしました。

そもそも何のために、自分たちが新規事業を行うのか?その新規事業を行うことで誰にどんなメリットがあるのか?

こういった本質的な軸をブレさせないように検討を行いました。

具体的には、まず新規事業の目的とその目的を達成すべき理由を明確に設定。

その後、目的を達成するためにどういった手段が必要なのかをブレイクダウンして、打ち手を検討します。これは、手段が目的化してしまうのを防ぐためです。

実際に企画案を出す際は、一旦思いついたアイデアをどんどん出していき、各アイデアがもともとの目的に沿ったものであるかを検討することで、適切な企画案を選定することができます。

企画会議ではメンバーからたくさんのアイデアがでました。がしかし、そこからどれを企画案として選定する部分でなかなか決めることができませんでした。

というのも、いくつか絞ったアイデアがどれも目的に合致しており、どれを最優先にするべきかという点で意見が分かれたからです。

選定を始めて1時間以上議論を行った末に、今まで培ってきた新規事業支援の知見とネットワークという我々の強みが活き且つ国内の大手企業の新規事業担当者が積極的に交流を図れるプラットフォームを作ることで、設立趣意にある「イノベーションの波を日本中で起こしていく。そんなエコシステムを作り上げます。」を体現できるのではないか?という結論に至りました。

そこで、オープンイノベーションを促進するワークショップや勉強会を定期的に行うMeet Upを事業として立ち上げることに至ったのです。

 

企画会議の様子

 

■4月前半:Meet Upのコンテンツ内容検討

3月末に企画会議を行い、その翌週にはコンテンツ作りを開始。

新規事業を担う方たちがどのようなことに関心を持っていて、ステラアソシエではどういったバリューを提供できるのかを考えながら当日行うMeet Upの内容を検討しました。

そこで出たのは、新規事業担当者の関心が強い「メガトレンド」×ステラアソシエのバリュー「デザイン思考」でした。

メガトレンドとは、「世界の在り方を形作るほどの力を持った経済のマクロな動き」のことを指し、例えば自動運転や5G、ブロックチェーンなどが相当します。

その中で、特に最近コンサルティング事業でも引き合いの多い、自動車業界のメガトレンド「MaaS」をテーマに、デザイン思考を用いたワークショップを実施することにしました。

その後、当日どういった流れで進めればワークショップがスムーズに進むのか?メガトレンドとデザイン思考を理解してもらえるスライドを作成するには?具体的にどういった企業をターゲットとして集客するか?などあらゆる方面から検討し、コンテンツを完成させていきました。

このコンテンツ作りが非常に難しく、「MaaS」という概念を深く理解していない方に、分かりやすく説明した上で、さらに新規事業案を検討してもらう必要があったため、何度もスライドの推敲を重ねました。

全くMaaSを知らない人でもアイデアが出せるかを考えてスライドに落とし込むためには、MaaSについてすでに理解しているというバイアスを取っ払う必要があり、0ベースで考えるということが大変でした。

 

 

■4月後半~5月中旬:集客・イベント準備

そして、企画会議から1か月弱でコンテンツを作成しつつ集客も開始。学生イベントと違い、大手製造業や通信業などの新規事業部長、課長に参加いただくには、単純にイベントの告知をすればいいというわけではありません。
貴重な勤務時間を使ってお越しいただくため、Meet Upの目的、参加する意義を明確に伝える必要があり、何度も推敲を重ねて案内記事やメールを作成し、アプローチを行いました。

また、当日のMeet Upに向けて、ステラアソシエ社内での事前シミュレーションも実施

ワークショップの流れを1から通して行い、どういったアウトプットが出せるのかという仮説を構築しました。

コンサルタントとして当日ファシリテーションをするためには、あらかじめゴールの仮説を持っておくことが必要です。

それぞれのメンバーが時間を捻出し、参加企業の事業内容や研究している技術のインプットを行い、シミュレーションを行いました。

この時期は、新年度ということもあり、本業のコンサルティング事業の稼働も多かったので、とにかく時間との戦いでした(笑)

ただ、シミュレーションをしっかり行ったことで、ワークショップでどういったファシリテーションをすれば参加される人が良いアイデアを出せるのかが見えてきたので、非常に意味のある時間だったと考えています。

ワークショップに限らず、仮説を持つということは仕事をする上で非常に大切なことで、クライアントとの定例会議や調査の1つをとってもアウトプットの仮説をもっておくことで最短で遂行できるようになるので、皆さんも意識してみてください。

 

 

■5月後半:第1回 Meet Up開催

そして、ついにMeet Up当日。様々な準備を重ねてやっと開催日を迎えました。

イベントには日立グループの日立システムズ様(SIer)化学メーカーのJNC様その他皆さんがご存知のような大手飲料メーカー様や建材メーカー様などにご参加いただくことができました。

また、事後アンケートでは、

・今までは新規事業を自前主義で考えていたが、自社のアセットと他社のアセットの掛け合わせによるオープンイノベーションの有効性が理解できた
・普段関わらない業界の人と交流して、多様な発想方法を知ることができた

・MaaSは自動車業界のもので自社にはとっつきづらいイメージだったが、自社の参入余地が見えた

というようなご意見をいただき、皆さんから好評をいただくことができました。

詳しくはイベントレポートをご覧ください

メンバーそれぞれ既存のコンサルティング事業で仕事を進めながら並行して新規事業を立ち上げるのは、非常に大変な部分もありました。

しかしステラアソシエとして初の新規事業立ち上げの第一歩を踏み出せたのは、会社として大きな糧となったと思います。

まだまだ規模としては小さいかもしれませんが、今後「新規事業2.0を体現するイノベーションプラットフォーム」から日本を代表するようなイノベーションが生まれるよう、より良いコンテンツを作ってプラットフォームを大きくしていきます

 

■最後に

ステラアソシエでは7/12(金)に将来の起業家・事業家を目指す学生や若い社会人が集まる相談会を実施します!

これまで、100以上の新規事業を立ち上げ、現在は創業2年目のステラアソシエを経営する弊社代表の保木が、皆さんの起業や事業立ち上げに関する疑問に何でもお答えいたします!

当日は、居酒屋にて飲み会形式でざっくばらんにお話ができればと考えておりますので、お気軽にご参加いただければと思います!

1人1人としっかり話ができるよう少人数制で行うことを考えておりますので、参加希望の方はお早めに!

※第1回起業相談会のイベントレポート

皆さんのご参加お待ちしております!

久本 勇馬
久本 勇馬
VRベンチャーで社内新規事業立ち上げを経験後、 弊社に参画。デザイン思考を用いた新規事業企 画や、グローバル案件を担当。 【得意領域】再生医療、グローバルスポーツビジネス、xRなど 【趣味】サッカー、囲碁