ステラアソシエの1年目と今年の抱負

新規事業コンサルタントの保木です。明けましておめでとうございます。気が付いたら年が明けておりました。。

今回はステラアソシエについて、昨年の振り返りと、今年の目標について書きたいと思います。

目次

2018年の前進

創業1年目でもお仕事を頂けた

「会社作って、本当に仕事もらえるんだろうか・・?」起業して1年目の経営者が、何度思うことでしょうか。最大の悩みで、超えなくてはいけないハードルです。これを超えられなければ、潰れますからね(創業1年以内に廃業する確率は約30%といわれます)。現在創業9ヵ月目。生き残っています。

私は創業時も現在までも、このことでナイーブにはなりませんでしたが、雇ってもらっていたときの100倍仕事を頂くことにシビアになっていたと思います笑 ハイエナです。その分発注頂いた時の喜びも一塩で、1年目にお仕事を頂いた担当者の方への感謝の気持ちは、一生忘れないと思います。

承諾を頂いたクライアントには、HPにロゴを掲載させていただいているのですが、これがもっと増やせるといいなと思っております。昨今はスタートアップと大手企業の提携が常識になってきたため、「会社の規模に関わらずよいサービスは取り入れる」という姿勢がどの大企業にも見られます。サービスを磨きさえすれば、弊社のような吹けば飛ぶような会社でも勝負できるんだなと自信につながりました。

妥協なしで、優秀な人材を3名も採用できた

コンサルティング事業の運営の次に力を入れたのは、間違いなく採用です。言うまでもありませんが、 どんな会社も優秀な人材は採用できなくなりつつあり、もはや「採用できなければ終わる」という死活問題のフェーズに入っています。(中小企業では人が採用できないので、存続するためにどこかの傘下として受け入れてもらう流れができており、M&Aコンサルがエンジョイしてます)

裏を返せば、優秀な人が採用できさえすれば、スタートアップでもかなりの競争力を出すことができると考えます。そのため、採用だけはこだわりました。1年目でも、生意気ながらハードルを高く設け、人が足りない状況でも泣く泣くお見送りしました(知名度がないのでそもそも応募母数が少なく、見送るのは勇気がいります)。

そんな中で、優秀な人が3名採用できました。中途、第二新卒、そして2019年新卒で、各1名ずつです。

お分かりでしょうか?

そうです。実は弊社は創業1年目で、採用開始が非常に遅い(19卒採用を2018年8月から開始した)中で新卒採用を行うという、半ば無謀な挑戦をしていました。有名なベンチャーでも、新卒採用は早くて創業3年目とかに実施しています。

創業1年目で新卒採用しているというと「え、人くるの?笑」という反応がほとんどです。。ええ、もちろんこないですよ笑 途中途中、「全然人こないな~」と思って、河原で石ころを蹴りに行こうと思いました。

でもやらなきゃいけないので、会った人には面接だけではなく、ごはんに誘って暑苦しく口説いたり、時には引いたりと、あの手この手で採用活動をしました。新卒にこだわっていたのは、新卒で入った1社目の会社を退職する人はまだまだ少なく、中途よりも新卒で採用した方が優秀な人が確保しやすいと考えているためです。この点、スローガン様には非常にお世話になりました。

1年目の採用活動は大成功だったので、無名でもなんとかできると思いました。今年は2020卒採用に力を入れていきますが、厚みが増したメンバーとともに頑張って、学生のトップ層を引き込んでいこうと思います。そんなメンバーのプロフィールをWantedlyで記事にしたので、興味がある人は見てください(現在中途の1名のみ記事になっています)。

ロールモデルの試験ができた

弊社のミッションの一つに「日本企業のロールモデルになる」というものがあります。これはサービスというより、社内の労働環境や福利厚生を通じてどこよりも働きやすい会社を追求し、それを見た他の企業が「この働き方取り入れたい」と働き方の指標になるような会社になろうとしてます。

もちろん、1年目なので仕事を回すことが大変なのですが、こちらも重要なミッションなので、可能な範囲で取り組んでいます。社内の制度としては以下のようなものを導入しました。

フレックス:10~16時をコアタイムとして他の時間は自由
(スタートアップだけど)退職金制度
運動手当:ジム代を月8000円まで補助
表彰制度:月間MVPを2名選出し、アマゾン券2000円を贈呈(1名は私、もう1名は全社員からの投票です)
リモートワーク一部OK

好評なものから、改善が必要なものもあるので、より働きやすい環境を探っていきます。今後は、英語学習の補助や家事代行サービス補助、大学院学費の補助などをやっていきたいと考えています。

2019年の目標

社内のメンバーにもっと還元する

2018年は創業したばかりということもあり、過酷な状況も多くありました。私も忙しさにかまけて、よいコミュニケーションが取れないことが多々あり、申し訳ないなと思っています。

そんなフェーズに歯を食いしばって頑張ってくれたメンバーには、この環境にいなくては得られなかった果実を味わってもらいたいです。それを2年目のうちから、最大限に還元していきます。

デザイン思考を極める

2017年頃から、デザイン思考のコンサルティング案件の引き合いが増えてきました。
頭でっかちにならず、柔軟な発想で新しいビジネスを考えようと、大企業も取り組みを積極化しています。
私個人としても非常に面白いテーマだと考えているので、「実務に使えるデザイン思考」なるサービスプランを考えようと思っています。

新サービスをローンチする

現在は新規事業コンサルティングのみが事業ですが、自分たちの事業を作ります。サービスを作り、タイミングを見て子会社化。そのポストに今いる創業メンバーの誰かをあてて、経営者の経験をしてもらいたいと考えています。

私自身、前職もいい環境だったので十分成長できたと思いますが、経営者になってから得られたものは、今までの人生の何年分なのかわからないぐらいの経験だと感じてます。それを社内の人間にも経験してもらいたいので、経営者ポストを作って任せる循環を作ります。

本を出版する

コンサルティングに携わってひと段落した気持ちなので、 このタイミングで今持っている情報を結集した本を作りたいと考えています。テーマは、デザイン思考か製造業におけるBtoBマーケティングがいいと思っています。
概念を勉強して「面白かった」で終わる本ではなく、あくまで新規事業に携わり、現実の問題を抱える方が日常業務ですぐに取り入れられるエッセンスをまとめられればと。

業界経験豊富なコンサルタントが貴社をサポート

保木 佑介

大学時代、ヤフーグループにて求人サービスの立ち上げに関わり、サービスリリースから運用までの経験をする。RPAホールディングスにて、外資系セキュリティベンダーの営業改善プロジェクト等に長期インターンとして参画。正社員入社後は、大手製造業が保有するR&D技術の出口探索を中心に、100以上の新規事業プロジェクトに従事(主な担当業界は化学とSIer)。2018年3月、RPAホールディングスのマザーズ上場を機として、同5月にステラアソシエを創業。2020年、No.1を証明する「ファーストテックサーチ」をリリースし、テレビCM等の根拠データとして利用される。その後、No.1調査の有識者としてNHK「クローズアップ現代」などに出演。

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