スタートアップ界隈でよく議論される、「日本はユニコーンが少なすぎる問題」について簡単に書いてみたいと思います。
(ユニコーン企業は、評価額10億ドル以上(1,000億円以上)の非上場企業を指します)
早速ですが、この問いは適切ではないとも言われてます。
正しくは「なぜアメリカはユニコーンが圧倒的に多いのか」です。
GAFAを始め、UberやAirbnbなどグローバルスタートアップはどれもアメリカ発です。日本はたしかにユニコーン少ないですが、イギリスでもドイツでもアメリカほどはいません。
つまり、日本で生まれない理由を探すより、アメリカから学ぶべきです。他の国もできているわけではないので。
日本のスタートアップ投資額は、2018年に1,361億円であるのに対して、アメリカは約約11兆円(1,000億ドル)と約80倍の規模があります。桁が違うわけですね。
シリコンバレーのようなスタートアップが生まれ・投資されてグロースするというエコシステムができていること、国土が広いのでゴリ押し営業でグロースすることは不可能で、サービスのクオリティを高めることに集中できることなど、色々要因はあります。
個人的には、サービスのクオリティを高めることに集中するというのが有効かと考えています。仮説構築とユーザーへの仮説検証に1日のリソースを最大限投下するということです。
あと、ネットで言われるこんな表現をご存知でしょうか。
ドイツ人が発明して
アメリカ人が製品化して
イギリス人が投資して
フランス人がデザインして
イタリア人が宣伝して
日本人が小型化して
中国人が低価格化する
一概に上記のようには言えませんが、日本も優れたスタートアップが生まれるようになれればいいなと思います(弊社含め)。